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写真の講評は「ガチャ」なのか?本質を突く『Artist's PentaGuide』の力

  • Abox Photo Academy
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

■写真講評ガチャ

 写真だけでなく、作品制作をしているとレビュー(講評)を受けることはよくあることです。一人だけの視点では思考が偏り、強度の高い作品になりにくいためです。また、制作プロセスにおいて専門家を紹介してもらえるなど、さまざまな点でレビューは有効です。


 これまで自分も何度もレビューを受けてきましたが、その後に大きく進むことはあまりありませんでした。いくつかのコメントの言葉が頭の中にグルグルとまわり、一つ一つ解きほぐして、目指す世界を再構築しなければならないからです。どの視点に立って、何を改善すべきアドバイスなのかまでは語ってくれません。そのため、レビュアーの時々の気分によってかなり振り回されてしまいます。


 一方、講評をする講師の立場になってみるとどうでしょうか。受講生は頭の中が整理されていない混沌とした状態から作品を生み出そうとしているので、その整理がついていないことを言葉にします。しかし、講師側もその言葉が理解できないため、つい目の前にあるプリントの「見た目」に意識がいってしまいます。「明るすぎる」「整理されていない」「構図が悪い」などと、見た目のことばかりをアドバイスしてしまうのです。先ほど僕が受ける側になったレビューと、全く同じ構造を持って接してしまっているわけです。生暖かく受け止めて見守り、なんとか良い点に見える様式を褒めて、モチベーションだけを維持させようとしてしまいます。受講生は「分かってもらえている」ことを頼りに孤独な制作の旅に出て行きます。


 これでは結局、アドバイスが「ガチャ」のようになってしまいます。制作を繰り返す中で何かが形となってゆくという、受講生自身のセンスのような不確実なものに頼ってしまっていたのです。


講評ガチャ
講評ガチャの悪夢から

■ 作品の「コア」を可視化する5つの要素

 この課題を解決するために、先日Aboxのアートクラスの最上位であるPlusクラスでの講評において、『Artist's PentaGuide』をもとにして講評を実施してみました。


 まず、受講生がサンプルとして試作してきたプリントが、どのSTEPでの試作なのかがはっきりします。そして、その試作において何が良くて、何が足りないのかがくっきりと輪郭を持ち、試作にいたる説明を聞くことができます。すでに受講生にも5つの要素については話してあるので、説明する受講生も構造立てて説明ができていました。

コアとなる要素について、以下の区別が明確につくようになります。


講評
講評が次ぎに進める
  • Personal Reason(個人的な理由): 根底にある動機が弱いのか

  • Motif(被写体): その理由を運ぶモチーフとして適切か

  • Theme(テーマ): 個人的な理由から生まれる「問い」となっているか

  • Rule(ルール): 目に見える形にする際のエンジンとして機能しているか

  • Style(スタイル): スタイルそのものに問題があるのか


 もっとも優先度の高い「コア」の部分が間違っていないか、弱さを孕んでいないかを、表層的な見た目に惑わされることなく双方で確認できます。その上で、「見た目をこうするとコアが運びやすくなるよね」というように、本質的な対話が進むのです。


 次の授業までに、自分がどの要素について検討し、試作をしてくればいいのか。その輪郭がはっきりした状態で授業を終えることができたのは、確かな手応えがありました。


■ 悩める制作者へ。本質を学ぶ4日間の体験

 もしあなたが今、作品制作に行き詰まりを感じていたり、レビューの言葉に振り回されて自分の方向性を見失いそうになっていたりするなら、一度このアプローチを体験しに来ませんか?


 Abox Photo Academyでは、全4回でこの『Artist's PentaGuide』のエッセンスを体験できる講座をご用意しています。表層的なテクニックや不確実なセンスに頼るのではなく、あなた自身の作品の「コア」を見つけ、組み立てるための思考法を一緒に学んでみましょう。


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