この講座について
本講座は、写真技術を増やすための講座ではありません。
鑑賞者の心に届く“作品”として写真を成立させるための考え方・基準・次の一手を、4回で整理し、体感するプログラムです。
講義を聴くだけのやさしい講座ではありません。
あなたの感性を写真に伝える方法を知ってほしいのです。
理解できるようになることで、制作が前向きに楽しくなる。
Aboxは、その状態をつくることを大切にしています。
こんな方に向いています
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写真歴はあるが、作品(シリーズ)としてまとめられていない
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「どこが良くて、何を伸ばせばいいのか」を知りたい
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撮影や露出を感覚ではなく、自分の基準で扱えるようになりたい
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Art / Still Life いずれの本格制作コースに進むべきか判断したい
※完成度の高さよりも、成長を楽しめる姿勢を大切にしています。
この講座で得られる3つの成果物
Artist’s PentaGuide
鑑賞者の心を動かすための設計図。
Personal Reason/Motif/Theme/Rule/Style の5要素で、
あなたの作品の「刺さる核」と「伸ばす一点」を可視化します。
「あ、自分の写真って、ここが面白かったんだ」
そう気づく瞬間が、この講評の価値です。
My Exposure Chart
露出を“自分のRule”として使いこなすための基準表。
露出を単発のテクニックではなく、
表現を安定して再現するための制作ルールとして整理します。
分かるようになると、撮影は一気に楽になります。
My Series Roadmap
次のシリーズを動かす、制作の設計図。
PentaGuideとRuleをもとに、
「何を・どう撮るか」を具体的な制作タスクへ落とし込みます。
※この講座はゴールではありません。
本格制作コースへ進むための、確かな助走です。



シラバス(全4回)
第1回|授業:作家の定義/作家になるための所作(60分)
(高崎)作家の定義
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アーティストプルーフ(Artist Proof)とは何か
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ポートフォリオの考え方(見せる相手/編集/提出物)
(松龍)作家になるための所作
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作品制作におけるPDCA(計画→制作→検証→更新)
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鑑賞者に届く作品へ整えるための Artist's PentaGuide(設計の考え方)
第2回|講評会:10枚講評+PentaGuide診断(60分)
写真10枚 を見ながら、PentaGuideで読み解きます。
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PentaGuideは、次の 5要素 から作品を設計・診断するフレームです。
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Personal Reason(なぜ自分が作るのか)
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Motif(Themeを運ぶ装置)
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Theme(作品が投げかける問い)
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Rule(制作上の規範=再現性の核)
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Style(表現のスタイル=見え方の統一)
講評では、
※完成度は問いません
※撮りかけ・過去作でも問題ありません
※否定ではなく「発見」を目的とした講評です
多くの方が、「講評が終わると撮りに行きたくなる」と感じています。
第3回|実習:My Exposure Chart制作(120分)
露出は単発のテクニックではなく、PentaGuideの Rule(制作上の規範) の代表例。
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露出がブレる原因の分解
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条件ごとの基準づくり(被写体・撮り方に合わせる)
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その場で検証し、チャートとして完成
→ My Exposure Chartを持ち帰ります。露出があなたのRuleとして定着します。
第4回|授業:作家のタイプ/Abox受講生の実例/本格コース案内(60分)
My Series Roadmapを手に入れて次の一歩
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この世の中にどんなタイプの作家がいるのか(表現の地図)
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Abox受講生がどう変化しているか(実例)
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Art Course / Still Life Course の紹介(本格制作のルート)
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あなたの My Series Roadmap を確定
持ち物
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第2回:写真10枚(データ or プリント)
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第3回:普段使っているカメラ/筆記用具
講師
高崎 勉:30年以上にわたり広告写真の第一線でナショナルクライアントの商品撮影を担い静止画における「光の設計」を追求。その経験を活かし、アート活動に進出。また現在は東京工芸大学芸術学部写真学科にて写真の本質を伝えている。
松龍:松龍は、写真作家として作品制作と展示を継続しながら、Abox Photo Academyにて作家育成を行っている。作品を「感覚」ではなく「再現できるプロセス」に変換することを重視し、講評ではPentaGuideによって“刺さる核”と“伸ばす一点”を明確化。さらにRule(制作上の規範)とStyle(表現のスタイル)を整え、制作の方向性と次の一手を具体化する指導で、受講生の制作を前進させている。
高崎が「光の設計」で表現の再現性を支え、松龍が「作品の設計」でRuleとStyleを整え、鑑賞者に届く構造へ導きます。
受講生の変化
Kさん
Kさんは、ロジカルなタイプで、カメラも自分で修理できるくらい技術は上級者であったが、何を撮ったらいいのか迷っていました。マクロレンズで植物のクローズアップの写真を始めの頃は講評に出していました。
講座を受講して、自分のやりたいテーマが見えてきて、海外への撮影取材の計画を立てたり、新しい現像テクニックを学んだりと自分のシリーズを作るための具体的な行動が立てられるようになって、積極的に制作活動をしています。
Mさん
Mさんは、カメラ初心者といって通ってきていましたが、構図や陰影を切り取る感覚はすでにお持ちで、講評のときも「おーいいね。」という”一枚”を出していましたが、「いいね」で終わっていました。
講座を受講して、自分がどんな表現を本当はしたいのかはっきりと言葉で言い表せるようになり、現在はそれを代表してくれるモチーフ探しに積極的に活動をして、2,3の候補に絞り込めています。この先シリーズの完成にむけて一つ一つの課題に取り組んでいく強いモチベーションを見せるようになりました。
アクセス会場
Abox 横浜校舎 横浜駅からの経路はこちら
成果

[設計]

[再現性]

[継続]
お申し込み
よくある質問(FAQ)
Q. ステートメントが書けません。大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。本講座はステートメント制作ではなく、PentaGuide診断(刺さる核/伸ばす一点)と制作の次の一手を成果物として持ち帰る設計です。
Q. 初心者でも参加できますか?
A. 写真経験があり、10枚の写真を用意できれば参加可能です。
Q. スマホで撮影したことしかありませんが可能ですか
A. 写真の機材は、といません。
Q.カメラをもっていませんが参加できますか?
A.撮影実習がありますので、マイカメラをお持ちの方が学習効果が高くなります。持参することが難しいい状況があれば、事前にご相談ください。お貸出しも検討します。
最後に
写真が楽しくなるのは、
「うまく撮れたとき」だけではありません。
分かるようになったとき、成長を実感できたとき、
制作はもっと前向きになります。
その入口として、この4回があります。

