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これは僕が2018年から続けているフォト日記からコロナ禍の半年を抜粋したもの。日常の光や旅先での出会いを情緒的に綴ってきたが、2020年に入るとそれは何処で撮られたものにせよ、「自身の内面と向き合う表現」へと移行していったのは明らかだった。
やるか、やらないか。行くか、留まるか。日常に伴う判断の一つ一つが、人生の岐路に立ったときと同等に重く感じたこの期間、他者との距離が物理的にも心理的にも離れたように感じた。
再び穏やかに被写体と向き合える日を祈りつつ2020年の秋を過ごしているが、一旦この意識に目覚めてしまった自分が、今後どんな表現の道を行くのかは判らない。ただ、ウィルスがきっかけで引き裂かれそうになった貴方との距離を縮めるために撮り続けていくことだけは確かだ。
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