アートというものは、何のために、誰のためにあるのだろうかと考えさせられる。

 

バンクシーというアーティストの名前を聞いたことがあるだろうか。あるとすれば、それはおそらくニュースによってではないだろうか。ゲリラ的に美術館や公共施設などの壁にペインティングをする人で、その人がどんな人なのか謎で顔写真もない。なぞの人物。

 



こんどはどこそこの公共設備に描かれた。

それは本物か偽物か。

などとメディアが取り上げるのを僕たちは、Inputされている。

 

彼の制作物は基本的に壁もしくは限定された展示会での版画なので、これまで僕はその活動を俯瞰して理解することができなかった。なにやら世の中を騒がしている人だという印象が先行していた。

 



いま横浜で作品が70点以上まとめてみることができる。するとどんな方向性でいつ頃から始めて、どんな作品の系譜になっているのかが俯瞰して理解できると期待した。

 

行ってきました。

ひとつひとつ向き合ってどんな意味が込められているのかを味わうのはとても心地よかった。テーマごとに作品が整理されていて作品間の関連性も理解できた。そして、改めて彼?(いや性別もわからないのか・・・)は、社会が抱える疑問に対して、答えを全く用意していない。

 

これはやっぱりおかしいだろう!変だろう!と言い続けている。

 



消費をすることでなりたつ資本主義はもう限界にきている

戦争はいつまでもなくならない

持続性破綻のときは確実にきている

 

壁にゲリラ的に(違法に)描かなければならないから、素早い仕事を求められ

表現する形はとてもシンプルだ。技巧によって見る人をうならせる、なんてことは全くない。

 

見たら誰もが、あれだね。とわかるものがモチーフになっている。

その上で、組み合わせが極めて鋭く、多義的で、深淵なのである。

そして短い言葉が添えてある。究極のステートメント文だ。

 

ここまで書いてきて、彼?を説明するのはとても難しいと思った。

型にはめたステレオタイプの分類ができない存在なのだ。

 


会場は作品を鑑賞するのに時間がかかるので(ステートメントが短いので背景を音声説明で聞くと一つ2~4分かかる)

朝一番をお勧めします。

もちろん現代アートとして、つまらない解説なんか聴かなくて、見たままを感じ、疑問に思うのもありだ。



https://banksyexhibition.jp/

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