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Abox People Vol.7 「Abox Photo Academy 写真展2019」招待作家 堂川嘉久さん & 粕谷千春さん インタビュー(Abox Photo Club 富山メンバー)

更新日:2020年10月12日


 

Abox People Vol.7

「Abox Photo Academy 写真展2019」招待作家 堂川嘉久さん & 粕谷千春さん インタビュー


2019.6/26~30に目黒区美術館区民ギャラリーにて「Abox Photo Academy 写真展2019」が開催されました。今回のAbox Peopleインタビューは富山校からの招待作家、堂川嘉久さん & 粕谷千春さんと一緒にAbox展2019を振り返りました。写真展の一週間後に富山校に講師として初めて招かれた松龍先生と、塾長高崎勉による富山市で行われた対談です。




 

聞き手:Abox Photo Academy 講師 松龍&高崎勉

取材協力:カフェ・ジャック ラビットスリムス https://www.facebook.com/cafejackrabbitslims/


 

【招待作家の心に残った作品】


高崎:まずは横浜校初となる「Abox Photo Academy 写真展2019」に招待作家として、作品をご提供くださいましてありがとうございました。


堂川&粕谷:こちらこそありがとうございまいた。


高崎:率直な感想を伺いたいんですが、いかがでしたか。


堂川:凄かったと思います。ステップアップ(中級)コースの方々は、まだこれから伸びるだろうなって感じでしたけど、、、、アドバンスト(上級)の方々の作品は本当に凄いと思いました。


高崎:印象に残った作品はありますか?「やっぱり自分のが一番良かった。」という意見でもいいのですが(笑)


堂川:ritsuko matsushitaさんですかね。。予備知識なしで会場で初めて作品を拝見したので。「なんだ、これは!」という衝撃から入っていって、だいたい分かってくると「どうやって撮ったのか?」って引き込まれて、、、ずう~っと見てました。


高崎:「どうやって」ていうのは手法のことですか?

© ritsuko matsushita「いつか宇宙に還る」より
© ritsuko matsushita「いつか宇宙に還る」より

堂川:そうですね。まずテクニカル的にどうやって撮られているのか?と。。


最初は本当に、ただ砂が撒かれて貼り付けられているのかな?って思ったんですが、よく見てみるとちゃんと写真になっている。砂の影ができているから不思議でしたね。


松龍:粕谷さんはいかがですか。印象に残った作品は?


粕谷:私もritsukoさんの作品なんですけど、最初見た時、「何がどうなってるの?」って。何を言いたいのか?っていうのがとても気になって、ステートメント読んで、「ああそういうことか」と、趣旨はわかったんですが、そういう発想になるっていうことがまず素晴らしいなと。私はどちらかというとコンセプトを探すのがまだ苦手で、スナップが多いので、撮ってから自分の気持ちを整理して考えようって思うんです。でもritsukoさんは最初からそれを考えられてて、、。ご本人からお話伺った時に「発想がどんどん出てくる」って仰ってましたね。そしてそれを形にしていかれる。。それがまさにアートっていうことなんですね。


松龍:そうだね。頭の中にある絵をどうやったら写真に仕上げていけるのか?っていうのを常に考えている。


粕谷:そこが私はまだ逆なので、アートっていうのはそういうことなんだ。って学ばせてもらいましたね。でもヨシさん(堂川さん)は、それができてると思いますよ。


 

【招待作家としての二人の作品】

堂川:自分も発想は豊富なんだけど。。やってみたいことはいっぱいあって。普通の写真を撮るにあたっても頭に最初に絵ができるんですよ。今回出展したポートレートの作品もそういうアプローチですね。で、現在進めている新作も実はもっと写真ぽく無くって、こういうことができたら面白いなって。。そういう形で始めているものが幾つかあります。



松龍:ああ、良いじゃないですか。さっきの授業でも話しましたけど、これからはもっとデジタル前提でいろんなものが混ざっていく。写真、ドローイング、音楽までもが一緒になっていく映像表現になっていく。写真っていうのがその一部として存在していくだろうって思うんです。で、頭に浮かんだ誰もやったことがないことを、どんどんやっていくっていうのは、楽しいはずですよね。



堂川:シャッター押している時間はたったの1/60秒程度ですよね。一旦写真を撮り始めてもせいぜい1時間とか短いんですが、そこに至るまで時間をかけて、ああやってみよう、こういう素材を集めてみよう、、ずう~っとそんなことばかり考えていますね。


松龍:まあ、アーティストですね。それは。


堂川:うまくいくかどうかは別なんですけど。


松龍:いいんですよ。それはそれで。その思考が大事なんですよね。


高崎:粕谷さんもAboxに通われるようになってから、テーマとかコンセプトとか、お考えになるようになったんじゃないですか?そんな風に最近の作品からは感じられるんだけど。


粕谷:それは確かに。ただ撮っているだけじゃなくて、考えながら撮るようにはなってきています。


堂川:すごく冷静になっているんですよ。他の方みたいに気が付いたら海の中にいたとか、ハイテンションで写真を撮るっていうことが全くなくて。ファインダー覗いてる時ってすごく冷静で、光がどうだとか、ピントはどうだとか、細かい箇所まで気にしながら写真撮っているっていう状況で、、だから、「わ~っ」てハイテンションで写真撮れる人が羨ましいんですよね。そういうのが味わったことがない。


松龍:だから作業の一環なんですよ。淡々とこなしていく。Taskとして存在しているっていう感じなんでしょうね。


堂川:そうですね。写真撮ってる時って高揚感がないんですよ。。


粕谷:うん、ヨシさんってそんな感じ。(笑)



堂川嘉久「雪に舞う花のように」より
© 堂川嘉久「雪に舞う花のように」より

高崎:でも、「良いの撮れた!」っていうときはあるんじゃないですか?


堂川:あるかもしれないけど、、それほどでは。(笑)