top of page
  • Abox Photo Academy

ABOX PEOPLE VOL.2-2 「写真家 高崎勉 スペシャルインタビュー」後編

更新日:3月29日

interview Vol.2


写真家 高崎勉 スペシャルインタビュー 後編

(Abox Photo Academy 設立準備中に塾長の高崎勉が横浜のフォトクラブ「イメージサークル」からのインタビューを受けました。ここにその記事を転載します。)


【「Abox Photo Academy」のこと】

H:その写真講座を今年から新しく再編成してスタートさせるそうですね。


高崎:昨年、たまたま東京の受講生数名と飲みに行く機会があって、色々話し合ったんですよ。そしたら彼らがゼミに本当に望んでいるものっていうのが、僕が望んでいるものと 近かった。彼らはもっともっと学びたいし、僕ももっと密接に教えていきたい。そのためには今までのやり方と僕のアトリエでは限界があるな。って事になったんです。僕の苦手なジャンルに関してもいろいろな先生の力を借りたいし、そうするとTakasaki Seminar の「Takasaki」という冠が邪魔になってきたんです。



H:でも、もっと高崎さんの名前を広めていきたいのでは。


高崎:ですから、それは「何を目的に置くか?」から導き出されるんですよ。もう、その段階ではない気がしました。そしてもう一つ、富山で重大なことがあって。。


H:富山ですか。。故郷とはいえ、もう高崎さんにとって切り離せない土地ですね。


高崎:そうですね。でも故郷だからというよりは、富山ゼミの受講生とは秀作展があったのでかなり深い関係ですね。(ミュゼ展の一角で展示された「Takasaki Seminar受講生秀作展」のこと)その展示が終わったあと、みんなが目標を失ってはマズいので次の写真展を企画しようということになったんです。でも、僕はずっと何かが腑に落ちなかった。ミュゼ展が終わって秀作展に参加した方々の顔を見て思ったんですが、彼ら、彼女たちはこれから一人の写真家として羽ばたいていかなきゃならないのに、いつまでも高崎の写真講座がグループ展の冠になっていてはダメだろうと。そこで名前を変えることも重要なんだと思ったんです。写真講座はそのまま継続するとしても、有志でグループを作ろうと。Abox Photo Academyという講座名から、Abox Photo Clubという独立したグループを構成することも思いつきました。


H:「Abox」とは?


高崎:まあ、さっきも言いましたが僕の口癖の「カメラなんてただの箱だから」というのがきっかけですね。ただの箱。「A camera is just a box.」です。他にも裏の意味もありますけどね。これから始める写真講座の名称です。


H:高崎さんのアトリエでは限界があるということでしたが。


高崎:はい、東京の講座のステージを一旦、横浜市都筑区のStudio Apprecieに移します。そして今までは毎回テーマを決めて講座を行っていたんですが、今年(2017年)の10月からカリキュラムに則って開講します。


H:現在の西落合(新宿区)のアトリエとは何が違うのでしょう。


高崎:明らかに違うのは広さですね。アトリエは僕一人、もしくは少人数で研究するには良かったんですが、手狭で。。Studio Apprecieは2フロアあるのでスタジオスペースとセミナールームに分けられます。僕が収集していた100冊以上の写真集なども既に横浜に移しました。受講生に気軽に手にして勉強していただけたらと思ってます。