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  • t.takasaki

作り手自身が商品を撮るよろこび。

更新日:2023年9月27日

コマーシャルフォト講座に通われていたSさんが半年間の海外滞在のため、最終ステージを前にAboxを一旦離れることになった。

「コマーシャルフォト講座」とは商品撮影を通して広告撮影の技術を向上をめざす講座だ。被写体は商品だがその技術、概念は人物撮影など他のジャンルにも通用する。


Aboxでは1年間のカリキュラムに則り講座を進めるのだが、コマーシャル講座のように少人数制の授業では本人が目指す方向性に合わせて実習の内容を変えることがある。

Sさんの場合は自分で製作したジュエリーを販売するための商品写真を、上手く&思い通りに撮影できるようになりたいという狙いがあったので、基礎的な講義と実習以外ではジュエリーを被写体にしてコマーシャル撮影のレクチャーを行った。

ジュエリー、指輪の写真
ジュエリー撮影

Sさんに限った話ではないが、目的が明確な受講生は成長が早い。

初めは写真の基礎的な知識が乏しいところも見受けられたSさんだったが、みるみるうちに上達した。なにより自分が撮りたいイメージが具体的に存在するのでライティングやアングル決めに迷いがない。

話を伺ってみると普段からたくさんのジュエリー、アクセサリー関連の広告写真を見て、自分のブランド感、描きたい世界を探っているのだそう。

自分が作った製品があって、自分で納得できるビジュアルが撮れて、それを世界に発信できるなんて素晴らしいことだと思う。(僕は撮ることしかできないからとても羨ましい。)


イタリアでたくさんの物や風景に触れて帰ってきた時、どんな光で自分のジュエリーを表現するのか、今から楽しみだ。



ジュエリー、ピアス、指輪

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