エリック・サティと青柳呂武
サティはジムノペディで有名だが
幅広いアーティストに影響を与えた1866年5月17日生まれの作曲家である。
彼はこの曲は聴くなといって演奏をした「家具の音楽」という曲がある。
これは今のBGMの概念にあたる発想をこの時代にすでに発表していた。
当然と言えば当然であるが、全く理解されなかったそうだ。
一方
青柳呂武。
彼はこの後もいないだろうと言われている演奏家で
口笛で東京芸術大学音楽環境創造科に入学試験を突破
口笛は倍音がでない楽器なので音の奥行きの表現には難しいことがあるだろう
一方、吸気、排気の両方で音が出せるのでノーブレスができる。
力が抜けていて伸び伸びとしていながら、切れがある。凄いものだ。
後半からが凄いのだが、野外で演奏しているので風にたなびく布の音とも相まっていい。
暖かい地域に生息している、鳥たちとコラボしたら素敵だろうにとおもってしまう。
両者に共通するのは売れるとか広い支持を得られるという視点ばかりでなく
自分の中にある可能性に突き動かされて道を歩んでいく
自由さがとてもすばらしい。そしてその時代の幅広いジャンルの人々と交わって活動している。
効率だけ追いかけ最短距離を進み、大切なことを忘れてしまっている僕に
いつも彼らのような生き方が
ハッとさせてくれる。
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