Aboxの受講生である。飯田 夏生実さんが京都芸術大学の卒制をベースに組み立てた作品の「in the picture」が「KG+SELECT」と「KG+SPECIAL」の両方に選出されて現在作品を展示中。
KG+SELECTはKG+のアワード部門として2019年に始まった公募型のコンペティションです。世界中から集まったエントリーの中から、審査員の選考により選ばれた8名のアーティストが、条件を揃えた会場を与えられ、製作費の支援を受け、1ヶ月にわたり展覧会を開催します。国際的に活躍する審査員が実際の展覧会を審査し、グランプリを選出します。グランプリに選出されたアーティストは、奨励金を受け、翌年のKYOTOGRAPHIEにて展覧会を開催します。さまざまな媒体やメディアからも注目されるKG+SELECTは、KYOTOGRAPHIEのステップアップを経て、さらなる飛躍を可能にする展示型アワードです。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2022
会期2022年4月9日(土)−5月8日
(日)
会場京都文化博物館 別館、京都市美術館 別館、出町桝形商店街、DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Space、ASPHODEL、誉田屋源兵衛 黒蔵・奥座敷、嶋䑓ギャラリー、琵琶湖疏水記念館・蹴上インクライン、Y gion、両足院(建仁寺山内)、HOSOO GALLERY、堀川御池ギャラリー など
主催一般社団法人KYOTOGRAPHIE
共催京都市、京都市教育委員会
後援京都府、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
■「KG+SELECT」会場
in the picture
くろちく万蔵ビル 10:30 - 18:00
Open:4/8-5/8 10:30-18:00 (Last entey 17:30) Closed: 4/12, 4/19, 4/26
入場無料
■「KG+SPECIAL」会場
in the picture: side-B
京都駅ビル7階 東広場北ピロティ 10:00 - 20:00
Open:4/11-5/8
入場無料
■作品ステートメント
私は、子育て後の「空の巣症候群」に苦しんだ4年間を通じて、母と子の関係性、そして母親という存在のありようの不可思議さを真摯に見つめ直すことになった。セルフポートレートをその手段とし、日々撮り続けた行為が与えたものはきわめて大きかった。
写真を撮る、そして写真の中の自分を見ることは、苦悩の最中にいる自身を支える力となり、より冷静に苦悩の在りどころを見つめることを可能にした。さらに、写真を撮ることで社会とのつながりを保持しつつ、より開かれた回路へと修復するだろうとの予感をもたらす。同時に、セルフポートレートの概念を私なりに拡張する試みとなった。
これまで取り上げられることの少なかった老年期に入ろうとする女性のライフステージ転換期をどうしたら、否定することなく、さらに自らを歪めずに生き延びられるのかという模索の日々の記録でもあり、それは日常を生きることは静かな戦いが続くことだと教えるのである。
https://www.kyotographie.jp/kgplus/about/#special
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